国道168号

十津川(とつがわ)区間

本陣交差点(奈良県五條市)

国道425号交点(奈良県十津川村)

酷道レベル:0.5評価(酷道でなくなるのも時間の問題)

おすすめ度:5評価(実用性と観光性を兼ね備えている)

区間マップ

この区間は平成17年度~26年度の10年間だけでも89回の全面通行止めが発生するほど天候の影響を受けやすい国道だったが、 奈良県五條市と和歌山県新宮市との間が地域高規格道路に指定されてからは急ピッチで整備が進んでいる。 橋やトンネルが新設されるごとに道幅が狭い旧道は国道指定から外れていき、かつての酷道らしさがどんどん失われていっている。 日本一大きな村で有名な十津川村から奈良県五條市へ向かう主要道路であるとともに、 沿道には日本一の鉄線製吊り橋『谷瀬の吊り橋』や日本百名湯の一つ『十津川温泉』があり他県ナンバーも多く行き交う区間。

走行困難度:0.5評価

道幅が最も狭い場所でも1.5車幅あり酷道経験者であれば自でも難なく通行できる。 むしろ再開発で高所に造られた橋梁での横風の方を気をつけたい。

国道168号 道路整備状況(2017/1/4時点) 新道は山間部をトンネルと橋で繋いでいる。

天候影響度:1評価

新設されたトンネルや橋のおかげで雨に対する影響は減ってはきているものの、 たびたび襲われる落石による車線規制や通行止めの可能性はまだまだ残っている。

国道168号 雨量通行規制看板 大雨対策は着実に進んでいる。

心理不安度:0.5評価

長時間の山越え区間で最も不安な事はガソリン不足だが、 十津川村に入ったら沿道に数件のガソリンスタンドがあるので大丈夫。 また、ほどよい間隔で道の駅もありトイレへの不安もない。

国道168号 大塔町付近 1.5車幅区間はこの大塔町付近を残すのみ。

おすすめポイント

谷瀬の吊り橋マップで確認

鉄線製吊り橋としては日本一の長さを誇る(全長297m)。 戦後、近隣住民の方々が出資して架けられた橋で今も生活用として使用されている。 通行料金は無料だが、駐車料金は500円かかる。

十津川温泉マップで確認

日本で最初に源泉かけ流しを宣言した温泉地。 日帰り温泉施設も3軒ある。 詳しくは十津川村観光協会ホームページ にて。